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2008年10月 6日 (月)

建築工事中の湿気対策

旭化成ホームズのヘーベルハウス の特徴の1つに、

外壁にヘーベル版(ALC)を使うことによる高い耐火性能

があります。やまぞうが ヘーベルハウスを選んだ理由 の1つも、これですね。

ただ、ヘーベル版というか ALCという建材 の弱点の1つに、吸水性の高さ があります。ALCの内部には沢山の気泡と気泡同士を結ぶ細孔 があるのですが、これが水を吸ってしまう訳です。

ヘーベルハウスでは外壁・床・天井材としてヘーベル版(ALC)を使うのですが、外壁として使用するものについては吸水を防ぐため、塗装には相当気を使ってます。外壁用ヘーベル版は工場出荷段階で外壁面に一次塗装がしてあり、防水工事完了後に現場で二次塗装・三次塗装を行い、合せて三層の塗装で防水性能を確保します。

しかし、塗装を行うのは家の外側の面だけで、家の内側になる面は塗装しません。なので、躯体工事~防水工事の間に雨が降ると、未塗装面からヘーベル版が吸水してしまいます。

それについて旭化成ホームズ側は、

ヘーベル版は吸水性はありますが乾燥も速いので、建築中に濡れても問題ありません。

とよく説明するのですが、しかしながら、ヘーベル版の吸水性が原因と思われるトラブルが今年度上半期に新築されたお宅で発生しています。

やまぞうのブログに よくコメントして下さる  calorie0さん のお宅が、残念ながらそうです(天井裏断熱材の結露クロスと壁内部のカビ被害が発生)。また、やまぞうの現場の比較的ご近所で新築された ぐるくんさん のお宅でも、「室内湿度の異様な高さ」と「カビ被害」が発生しているそうです。

calorie0さんのお宅については、調査の結果、ヘーベル版以外に湿気の放出源が無いとの結論が出ているので、建築工事中に吸水したヘーベル版 がトラブルの原因である可能性が高いそうです。

calorie0さん、ぐるくんさん、勝手に引き合いに出してしまい、申し訳ありません。問題がありましたら削除致します。

また、大変なご心労の中、詳細な情報をご提供下さり、本当にありがとうございました。

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calorie0さんから頂いた情報とアドバイスを受けて、うちは以下の対応を工事課Cさんにお願いしました。

  • 外壁ヘーベル版の乾燥の徹底
  • 工事期間中の換気の強化
  • 外壁・床・天井のヘーベル版の含水率の監視

 
外壁ヘーベル版が吸った水分ですが、断熱工事以降は ネオマと外壁ヘーベルの間にある 7mmの空気層 に放出されます。では、その 7mmの空気層 の換気はどうなっているのかというと、

の何れかから 自然換気 されます。吸気ガラリの設置数(うちは少ないです)と ネオマの透湿抵抗の高さ を考えると、断熱工事で外壁ヘーベルの内側がネオマで覆われてしまった後は、ヘーベル版の乾燥に時間が掛かりそうです(やまぞう主観。引渡し後にジワジワと湿気を放出されても困るので、断熱工事に入る前に乾燥を徹底して頂くことにしました。

#みどさん、島さん、無断リンク済みませんm(__)m

工事期間中の換気強化ですが、通常の室内換気(窓開けと扇風機での換気)だけでなく、壁内部の強制換気 をお願いしました。というか、お願いしようと思った矢先に工事課Cさんからご提案を受けました(!)。ぐるくんさんのお宅では、現在セントラル排気扇のダクトを利用して天井裏の強制換気を行っているそうなのですが、うちは3階はセントラル排気扇のダクト利用、1階・2階は個別排気扇を小改造して頂き、工事期間中に壁内部と天井裏の強制換気を行って頂くことになりました。

外壁・床・天井のヘーベル版の含水率の監視は、換気の効果がどれだけあったか確認するためです。ある程度の期間毎(まだ未定)に、断熱工事直前に含水率が高かった箇所を再測定して頂く予定です(外壁については、部分的にネオマを切って測定します)。なお、2階・3階の床に施工する セルフレベラー が乾燥する際、湿気を大量に発生させるそうです。その湿気を床や天井のヘーベル版が吸ってしまっては、元も子もありません。セルフレベラー施工後に含水率が変化するかどうかも、要注目でしょう。

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神経質に考え過ぎ と受け取られる方もいらっしゃるかもしれませんが、やまぞうはこの様な結論に至りました。既にトラブル無くヘーベルハウスに住まわれている方々からは、色々とご意見・ご異論もあるかと思います。もし宜しければ、コメントくださいm(__)m

あと、個別排気扇を小改造しての壁内部と天井裏の強制換気 の件ですが、工事課Cさんが旭化成ホームズ本社の対策部門と相談した結果、決まったそうです。ただし、全てのお宅で実施する訳ではなく、担当工事課がヘーベル版の水濡れが激しいと判断した場合のみ行うとのことです。また、前年度と較べると、湿気関係のクレームは確かに増加しているそうです(口頭で伺っただけで、公式発表ではありません)。さすがに実数は教えて頂けませんでしたけど。増加した原因は、まだ聞けてません。

旭化成ホームズ本社側も、湿気対策の強化を検討しているのかもしれませんね…。

#最近、asahi-kasei.co.jpドメインからのアクセスが増えたのが気になります。
#うちの担当者も見てるのかなぁ~。ブログやってるの、バレちゃったかなぁ(><)

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コメント

私のブログがたとえやまぞうさんちだけにでもお役に立てれば
それは本当にうれしいことです。
削除していただく箇所は全くありませんので、ご心配なく!
ブログをやっててよかった……と言えると思います。
うちはまだ、改修工事で2階と1階の点検もお願いしていますので
その際に壁と天井を開けて見なければ、ヘーベル板が乾ききらなかった湿気が原因とは、まだ、言い切れませんが、多分そうなのだと思います。
夫はヘーベルハウスがとても気に入って選びました。
それだけに本当に裏切られた感が強いのだと思います。
けれど、今も、ヘーベルが気に入っているのは変わらないと言っています。
あと1ヶ月半ですべて完了し、快適な生活が待っていると信じるばかりです。
うちははずれ~だったようですが、こんなに大変な思いを、今後、ヘーベルを建てる施主さんがされないようにという思いでいっぱいです。
今週末、いよいよ引越しで、準備をし始めました。
親知らずの抜歯後もほぼ完治です。 いい方向に向かうように、
私自身も暗くならないように前向きに……とがんばるつもりです。
また、コメントくださいね~

投稿: calorie0 | 2008年10月 6日 (月) 22時47分

>calorie0さん
うちは過剰な位の湿気対策を取って頂けることになりました。それもこれも、calorie0さんから頂いた情報のお陰です。重ね重ね、ありがとうございましたm(__)m

季節的要因(外気温と室温の差・外気の湿度・飽和水蒸気圧等)を考えると、冬になってから引渡しを迎えるお宅では、引渡し直後に壁内結露が発生する可能性は低いと個人的には考えてはいます。それでも、「うちを実験台にしてデータを採取して下さい」と工事課さんにお伝えした上で、対策を行って頂きます。来年の梅雨~夏頃に引渡しとなるお宅では、壁内結露とカビ被害が再発しないことを祈ります。

改修工事完了まで、あと1ヵ月半も掛かるのですか!? 工事が完了して再入居される頃には、うちが引渡し目前じゃないですか…。

年末こそは、改修後の新居でゆっくり過ごせると良いですね。

投稿: やまぞう | 2008年10月 7日 (火) 13時41分

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